こんにちは♪
アプレスタッフ・オノです(^^)
映画『フィッシュストーリー』、公開と同時に息子と観に行ってきました!
登場人物のそれぞれが抱える“正義”、“正しいと信じていること”が
時空を超えて、つながって。
笑えました。
泣けました。
クスっと笑いながら、グスっと鼻をすすってしまう、
何とも不思議な作品。
五郎の、あの有名な台詞『届けよ、頼むから』のシーン、
観客のお顔を拝見しますと、口元は笑っているのに、目からは涙がこぼれている…、
という方、続出。
フィッシュマジックですね。
世界を救う “正義のリレー”は、
映画が終わり、エンドロールが流れきった今でも、
世界を救い続けている…、そんな作品でした。
ウチの愚息(←小学生です)も、いまだ感動冷めやらぬ様子。
毎日、逆鱗のCDをかけています(⌒-⌒;)
春休み…!(@⌒◇⌒@)
ゼヒ、親子でも観てほしいなぁ。
そこで、本日は、原作の
伊坂幸太郎著『フィッシュストーリー』~新潮社
をオススメ☆
映画を観る前でも、映画を観た後でもよいので、必ず、
かーなーらーず、お読みください。
本書は、『動物園のエンジン』、『サクリファイス』、『フィッシュストーリー』、『ポテチ』の4作品から成る短編集。4作品ともに別の伊坂作品の名脇役が主役となって登場します。
『動物園のエンジン』は、タイトルからしていきなり惹きつけられますが、毎晩、動物園に横たわる“謎の男”を中心として展開していく物語です。物語中に、一度だけ檻から脱走して外に出たことのあるシンリンオオカミ、というのがでてくるのですが、そのシンリンオオカミの心理描写、なんだか切なくて泣けます。そして、『伊坂先生はシンリンオオカミにでもなったことがあるのではないか?』と思ってしまうほど、リアルで、響きます。洒脱な謎解きに脱帽な作品です。
『サクリファイス』は文字通り、“生贄“、というタイトルから、少々、ゾクリとしますが、あの、“探偵の黒澤”が登場し、東北の山奥深い小さな村にある変わった風習にまつわる謎を解明していきます。“黒澤”ファンにはタマラナイ作品でしょうね。(←かく言うワタクシもそのタマラナイうちの一人ですが)
『ポテチ』は、空き巣とプロ野球選手のお話。自分の過去とプロ野球選手の現況を探っていく、心優しい空き巣の青年。いじらしすぎてキュンとします。ここでも“黒澤”登場。相変わらずシブイです。
237ページで、心優しい空き巣青年が
『生きてるの、つらいっす』というと、“先輩”である黒澤が
『そうか、つらいか』
と言うくだりがあるのですが、それを聞いていた青年の彼女は
『そこで、みんなつらいよ、と言わないのが偉いな、と思った』
としています。
『俺、つらいっす』
『おまえは、偉いよ』
『俺、どうすりゃいいんですかね?』
『何もしないでいいんじゃないのか』
新年度のこの時期、“理想の上司ランキング”なるものがありますが、
“黒澤”は、まさに理想の上司・先輩なのではないでしょうか(^▽^)。
最後に『フィッシュストーリー』。
133ページで正義の味方が言う台詞に
『争いは全部、正義のために起こるんですよ』
とあります。
それぞれが正しいと信じていること―、“正義”がぶつかりあうとき
争いや戦いが起こるのだという意のものなのですが、
この『フィッシュストーリー』では、それぞれが抱える“正義”が
ぶつかるのではなく、つながったことで、世界を救うことができた―。
1970年代のロックバンドから始まった正義のリレーは、30年以上もかけ、
それぞれの“正義”のバトンパスによって、見事につながっていきます。
今、“これが正しい”と、抱えている“正義”、
何かに、誰かに、ぶつけるよりは、
何かに、誰かに、つなげてみようかな、
そう、思わせてくれます。
正義がさりげなくつながって、そっとつながって。
そうしたら。
もしかしたら。
また、世界を救えるかもしれない。
そう、思わせてくれます。
“つながり”は世界を救う☆
今回は、本のご紹介よりも、映画の感想(というか、ひとり言か)が、多くなってしまいましたが、最後までお付き合いくださってありがとうございました!
アプレスタッフ・オノでした☆