高良健吾が出演した映画「ハゲタカ」の現場は私にとって20年振りぐらいの再会の場でもあった。
私が映画の宣伝をしていた頃、映画「微熱少年」で一緒だった特機担当の木本さん。
映画「帝都物語」では録音助手だった湯脇さんと映画初出演だった俳優の嶋田久作さん。
そして、私が桐島かれんのマネージャーだった頃、映画「鉄拳」で製作会社にいた城戸さんだ。
当たり前だが、かつては皆、若者。
同じ釜の飯を食べた戦友だ。
皆さん、今では各分野のトップだ。
あの頃、必死だったな。
貧しかったから、現場には率先して出向いた。何故なら現場にいれば食事だけはきちんと食べられるから。
生きる為と映画が好きだから、そこにいた。
制作部の配慮で余った弁当を翌日の朝食にする為に持ち帰らせてもらったり、時には2個も食べたり。
20代前半は映画の制作現場に育ててもらった。
生かしてもらった。
今回、再会をした皆の仕事振りを見ていて嬉しくなった。
後輩を指導する姿は見ていてすがすがしい。
かつては指導される立場で、迷い、悩み、現実を思い知らされ、、、。
自分で考え、そして自分の居場所と役割を学んでいったんだ。
多くのものが辞めていった中、互いに生き残ったよね。
エールを送ろう。
そして、次の世代へと継承していこう。
しかし20年の月日は早い。
昭和40年に生まれた私は終戦の20年後に生まれた。
その20年と同じ時間。
遠い昔だと思っていた20年が短く感じる。
自分が生まれる前の20年は遠く感じ、生まれた後の20年は早い。20歳からの20年はもっと早い。
信じられない程だ。
でも映画に対する熱き思いと愛は変わらない。
皆もそうだ。20年もの間続けてきた結果、今のポジションにいる事は凄い事。
苦労してきたこと、苦労があったからそこにいる。
これからも生き残って行こう!
映画「ハゲタカ」は男たちの苦難がいいセンスで描かれている。
さすが大友啓史監督!
「ハゲタカ」では高良健吾が、お世話になりました。
本当にありがとー。

映画「ハゲタカ」は6/6より全国東宝系ロードショー公開。
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