「その時歴史が動いた」という番組が好きだった。
番組を見る度に新しい発見があったから。
番組の終わりに松平定知アナが語り読む言葉。
それが凄くよくて、自然と背筋が伸び、歴史上の人物と向かいあった気持ちになれた。
番組のおかげで様々な過去を教わり、つながりを持てた。
坂本龍馬の妻、おりょうの墓が横須賀にある事とその墓石に坂本龍馬の妻と彫ってある事を番組を通じて知り、墓参りに何度か訪ねるきっかけとなった。
おりょうの没年は明治。
明治時代となるとかなり遠い昔に感じるが、自分が誕生するわずか百年前ほど。つい最近に感じてしまう。
私の祖父は明治生まれ。三年程前に他界したが、日清、日露戦争の頃に生まれ、関東大震災や、太平洋戦争を経験した。
祖父からは自分が死に物狂いに必死に生きた頃の話や、祖父が両親から聞いたという江戸時代の話も聞いたりした。
子供の頃は江戸時代や明治時代が、すぐそこにあった。そう感じられたのも祖父の語り伝えの賜物であると思う。
そうやって、たとえ格好悪くても必死に生きてきた事をつなげて伝えて行かなければならないことがあるような気がする。
NHKの「その時歴史が動いた」は終わってしまったが、私の今日のその時は進行中だ。
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