こんにちは!
南波美沙です。
先日、桜庭一樹さんの「私の男」を読みました。
私の男、私の男、私の男。
タイトルとしてのこの単語からは何も感じませんでした。
でも、本の中で主人公花の口から「私の男」と聞いたとき、心の中でぽんっと何かが弾けた。
「私の男」ってそういうことか。
この単語の持つ意味を舐めていた。
私の男と俺の娘。
してはいけないことはない。
このふたりの関係は父娘でもなく、恋人でもない。
ただ愛し合っているのは間違いない。
そして私が欲しいものはこれだと思った。
私が欲しいのは、自分を自分としてこの身を愛してくれる男だ。
でも、
きっと今はそれだけじゃ足りない。
私はいつも渇いているんです。
あるものを欲してしる。
それはきっと自分のこの身が評価される日。
その日のために私は今ここで生きていて、そこに向かって歩いているんだと思います。
花と淳悟は、物語が終わったあとまた一緒に生き始めたのかな。
例えどんなにいびつな形でも私が花だったら淳悟と最後まで生きていきます。
愛する人の側にいたいと思うから。
けれど、ふたりだったら離れて生きていったんじゃないかなと思います。
言葉にすることができない愛が存在する。
そんな愛のお話でした。
*南波美沙*
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